第9章 キッカー

1.キック順

(1)攻撃側競技者は、キッキングオーダー(蹴順表)に記載されたプレイヤーの順序に従って、キッカーとならなければならない。

(2)2回以降、各イニング(回)の先頭キッカーは、前のイニングで蹴り終わったキッカーのつぎにオーダー表に記載されているキッカーである。

ただし、蹴り終わる前に、ほかのランナーによってそのイニングの第3アウトとなったときは、つぎにイニングの先頭キッカーとなる。

(3)キッカーは球審が「プレイ」を宣告したのち10秒以内にキック体制をとらなければならない。

 

2.つぎのキッカーの待機位置

次キッカーは自チームのベンチ側ネクストキッカーズサークル内で待機する。

 

3.キック順に誤りがあったときの取り扱い(アピールプレイ)

(1)キック順の誤りはアピールプレイである。守備側の監督によってのみ行うことが出来る。

(2)攻撃中に、不正位キッカーが発見されたときは、その時点で正位のキッカーと交代し、ボールカウントを受け継いで続行する。それまで生じた得点・進塁はすべて有効である。

(3)不正位キッカーが、蹴り終わった後、つぎのキッカーに対し投手が第1球目の投球動作に入る前に、アピールがなされたときは、正位のキッカーがアウトになる。この不正位キッカーのキックによるか、そのキッカーが失策・四球などで出塁したことによる得点・進塁および出塁はすべて取り消される。ただし、不正位キッカーのキック以外のものは有効であり、違反発見前のアウトは取り消さない。

 

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