1.正しい投球
投手はつぎの規定により、キッカーに対し正しく投球しなければならない。
(1)投球する前に両足で投手板を踏み、両肩を一塁と三塁を結ぶラインと平行に合わせ、
本塁に向かってボールを身体の前面に両手で保持し、2秒以上10秒以内完全に静止すること。
(セットポジション)【図6】 ※図未掲載
(2)投球動作は、セットポジション後、動き始めたときから始まる。
(3)投球するときはキッカーに対して、自由足を投手板の前方に一歩踏み出すと同時に下手投げで投球しなければならない。
注)下手投げ:ボールの下辺が肘より下を通過しなければならない。
(4)投球したボールの第1バウンドは、ピッチャーズサークル内に触地しなければならない。
【図7】 ※図未掲載
(5)自由足の踏み出す範囲は投手板の幅以内で前方延長線内に踏み出した自由足があること。
【図8】 ※図未掲載
(6)投球したボールが手から離れるまで、ピッチャーズサークル内に完全に両足を残さなくてはならない。
【図8】 ※図未掲載
(7)投球姿勢をとっていた投手が、何らかの理由で解除する場合は、
セットポジションのまま両足をピッチャープレートの後方に外し、その後ボールをおろす。
ピッチャープレートから外す足は、左右どちらからの足からでもよい。
(8)投手はボールを受けるか、球審がプレイを指示したのち、20秒以内に次の投球動作をしなければならない。