キック順に誤りがあり、アピールがあった場合の取り扱い(対処の仕方)H23年
キック順・氏名 : 1a:2b:3c:4d:5e:6f:7g:8h:9i:10j
上記のキック順で、その回の一番目のキッカーがaで、aはキックにより、一塁セーフとなり、一塁のランナーとなった。
ノーアウト、ランナー一塁の場面で、二番目のキッカーとしてcがキッカーズボックスに入った。
この時、キック順違いに、誰も気付いていない。
1.キッカーcの攻撃中、ランナーaが離塁アウトとなり、その後、キッカーcのキックはヒットとなり、一塁ランナーとなった。
ボールがピッチャーにかえりボールデッドとなったところで、守備者側から、キック順ちがいのアピールがあった。
●この場合の取り扱い
ランナーaの離塁アウトは、取り消されないが、キッカーcの一塁への出塁は、取り消される。
そして、正位のキッカーであるbがアウトとなる。したがって、ツーアウト、ランナーなしで、次のキッカーは、cとなる。
2.キッカーcのキックにより、一塁ランナーaは、二塁でフォースアウトとなったが、キッカーcはキッカーランナーとなり、一塁セーフとなった。
ボールがピッチャーにかえりボールデッドとなったところで、守備者側から、キック順ちがいのアピールがあった。
●この場合の取り扱い
一塁ランナーaの二塁でのアウトは、取り消されないが、キッカーcの一塁への出塁は、取り消される。
そして、正位のキッカーであるbがアウトとなる。
したがって、ツーアウト、ランナーなしで、次のキッカーは、cとなる。
3.キッカーcのキックにより、キッカーランナーとなったcは、一塁でアウトとなったが、一塁ランナーであったaは、二塁へ進塁した。
ボールがピッチャーにかえりボールデッドとなったところで、守備者側から、キック順ちがいのアピールがあった。
●この場合の取り扱い
キッカーランナーcの一塁でのアウトは取り消されないが、一塁ランナーaの二塁への進塁は取り消される。
そして、正位のキッカーであるbがアウトとなる。
したがって、ツーアウト、ランナー一塁で、注)この時の次キッカーは、dとなる。
4.3.の状況でキック順ちがいがキッカーcではなく、キッカーdの場合。
●この場合の取り扱い
キッカーランナーdの一塁でのアウトは取り消されないが、一塁ランナーaの二塁への進塁は取り消される。
そして、正位のキッカーであるbがアウトになる。
したがって、ツーアウト、ランナー一塁で、注)この時の次キッカーは、cとなる。
※cのキッカーの次は誰になるのでしょうか?もう一度d?e? 要確認
P.36 4.キック順の決め方 から判断すると c が正位のキッカーであれば、次は d になる
5.キッカーcがキックしたが、フライとなり、キッカーcはアウトとなった。
この時、一塁ランナーaのタッチアップが早すぎ、アピールプレイによりアウトとなった。
ボールがピッチャーにかえりボールデッドとなったところで、守備者側から、キック順ちがいのアピールがあった。
●この場合の取り扱い
キッカーcのフライアウト及び、ランナーaのタッチアップの早すぎによるアウトは、取り消されない。
そして、正位のキッカーであるbがアウトとなる。
したがって、スリーアウトとなり、チェンジである。尚、次の回の最初のキッカーは、注)dとなる。
下図 P.36 参照